ロッテルダム→アムステルダムday1【ヨーロッパ旅day17】

2024年6月26日

今日はロッテルダムからアムステルダムへ移動します。

朝はベッドでYouTubeを見たりしながら過ごし、午前10時頃からホテルの1階にあるフリースペースで買っていたパンを食べつつ、溜まっていたブログの作成をしていました。

このホテルのチェックアウト時間が言われた覚えがなく、予約したAgodaでも明示されておらず、時間が分からないなと思いつつ、午前11時を少し過ぎたくらいで部屋に戻ろうと思い、鍵(オンラインで開閉するキー)を開けようとしたところ開きません。ホテルの人に聞くとチェックアウトは午前11時でその時点で自動でオンラインキーが使えなくなるようでした。調整してもらって部屋に戻り、すぐに荷物をまとめてチェックアウトしました。

今回泊まったのは12人部屋のドミトリーでしたが、夜間は空調を切っているのかすごく暑くて汗をかきながら過ごしていました。

ホテルを後にしてラインバーン商店街というところに行きました。ここは世界で初めて歩行者天国をつくったところのようです。

この通りを歩きながらロッテルダム中央駅へ向かいました。駅の隣にあるバスターミナルで13時半発のアムステルダム行きのバスに乗る予定にしていました。

しばらく待ち時間はありましたが、特にカフェなどにも入らず駅にある椅子に座って待っていました。そうしたところ、とある男性が近寄ってきてスマホの画面を見せられました。英語で書かれており、内容的には「ドイツまで帰りたいけどお金が足りないので貸してくれないか」とのことでした。よくよく聞くと目的地までは電車で100ユーロくらいかかるが、現金を60ユーロしか持っていないから残りの代金を払ってくれないかとのこと。カードは持っていないとのことでした。40ユーロだと7,000円くらいなので、そんなには払えないし、なんとなく雰囲気的にも騙されている感じがしていました。のらりくらり断ろうとしますが、なかなか離れてくれません。ちょうど10ユーロだけ現金を持っていたので、これしかあげれないと見せると、あっさり貰おうとする様子。いよいよ怪しさが強くなってきましたが、その人も演技派で本当に困っているような顔をするので、まあ10ユーロくらいいいかと思い渡しました。しばらくしてもう一度彼を見かけましたが、知人らしき人と歩いていたので、まあ詐欺だったんだと思います。

 

ちょっと落ち込みながらもバスの時間が近づいてきたのでバス停へ。

バスを待っていたところ、近くに停まったバスに「ERECTRIC」の表示があり、電気?と思っていたら、バスの屋根から機械が伸びて、上にある柱と接続して充電しているようで、電気バスがあるんだと驚きました。

待っていると予定のバスが10分くらい遅れて来ました。今回はFLIX BUSというバスを予約していました。降りてきた運転手さんにチケットのQRコードを読み取って乗り込むようでした。

僕もコードを見せて読み取ってもらうと、「ダメだ」という感じで首を振っていました。隣の若い男性も同じようにQRコードがダメだったようで「What's the f〇ck」と。何人かダメな人がいて、その中の1人が「たぶん別のバスだろう」と言っていました。けれど予約のバスの番号と車両の番号が一致しているし、これなんじゃないかと思いつつ、そのバスは見送って別のバスを待つことに。その20分後に別のバスが来て、やはり予約したバスの番号とは違っており、ダメだろうの思いつつQRコードを読み取ってもらうと、今度はOK。バスに乗れました。周りの人もやれやれといった表情。

後になって確認してみると、本来の出発時間の10分前くらいにメールが来ており、「バスが変更になった」と今回乗ったバスに勝手に変更になっていました。流石にこれは酷いんじゃないかなと思います。

何とかバスに乗れてアムステルダムに向かいました。

隣に英語やオランダ語をあまり話せない様子のおじさんが座っていました。スマホにはアラビア文字が表示されていたので、アラブ系の人なんだろうなと思っていたところ、そのおじさんから話しかけられ、しばらくスマホGoogle翻訳を使って話をしました。

その方はアムステルダムでバスを乗り換えてドイツへ行くとのこと。そのおじさんから「君は亡命の申請をしているかい?」と聞かれました。どういうことかな?という表情を僕がしていると、おじさんは「パスポート」と言って自分のパスポートを見せてくれました。よくみるとその中に「alepo」と書かれており、とっさに「アレッポ?」と言うと、おじさんが「シリア」と一言。それでその人がシリアから亡命してきた人だということがわかりました。さらに聞くと2022年にシリアからオランダに来たそうでした。1人で来たそうで、家族は?と尋ねたところトルコにいるとのこと。その次に書かれた「再会を待っています」という言葉には胸が痛んで涙が出そうになりました。

その人と話をしながら、アムステルダムまではバスで1時間半で着きました。そのおじさんとは最後は握手をして別れ、近くのAmsterdam Sloterdijkという駅に行きました。

この駅で電車に乗り、今日から泊まるホテルがあるZaandamというところへ移動しました。駅からすぐのところに可愛らしい建物がありました。

駅からホテルに向かって歩くと、真ん中に川が流れて両側にはお店が並んだ、ヨーロッパ感あふれる素敵な通りでした。

ホテルのすぐそばに、道路が垂直に立っているのが見え、可動橋なんだと思いました。近づくとまさに下を船が通ろうとしており、船が過ぎると橋が降りて間もなく渡れるようになっていました。

その後ホテルにチェックイン。今回はカプセルホテル形式のところにしました。

チェックイン後にしばらく休憩し、17時過ぎから外出しました。

近くにスーパーがあり、水や明日からの朝食用のパンを買いました。夕食にいつも食べているラップが無いか探しましたがこの店には無いようだったので、今回は外食にすることにし、気になっていたホテルの目の前にあったケバブ屋さんでカプサロンという料理を注文。これはロッテルダム名物のファストフードで、下にフライドポテトを敷き詰め、上にはケバブのような具材が乗った料理です。お肉はチキンとラムが選べて、チキンを選びました。値段は9.60ユーロでした。テイクアウトして、ホテルに戻って夕食にしました。カプサロンは上には野菜が乗って一見ヘルシーそうですが、下にはたっぷりのチーズが絡んだお肉と、その下にはフライドポテトがたっぷりあり、かなりカロリーは高そうでしたがとても美味しかったです。

食後はそのままホテルで休みました。

今日はお金を騙し取られたり、バスが遅れたり散々でしたが、バスの中でのあのおじさんとの出会いは忘れないだろうなと思いました。

明日はアムステルダム観光です。