ミュンヘンday4(アルテ・ピナコテーク)【ヨーロッパ旅day31】

2024年7月10日

ミュンヘン観光4日目です。

昨日も夜更かししてしまったため、今朝も遅くまで寝ていて、午前11時ごろに起床。身支度をして、13時過ぎから外出しました。今日も天気は良かったです。

ミュンヘン東駅で交通の1日券を購入。電車に乗って街中へ移動しました。

odeonsplatz駅で降りましたが、駅から出ると目の前に歴史ある建物がありました。ここはオデオン広場という19世紀の初めに作られた広場のようです。

広場の一角には門があり、

この門をくぐった先にこれまた見事な建物があり、調べるとミュンヘンレジデンツという王宮でした。

王宮の隣にはホーフガルテンという庭園もありました。

そこから歩いて、本日の目的地であるアルテ・ピナコテークという美術館に行きました。世界で最古の公立美術館の一つのようで、歴史ある建物でした。

中に入るとすぐにチケットカウンターがありました。チケットは9ユーロで、これまでの美術館に比べて安かったです。音声ガイドは日本語対応は無さそうだったので借りませんでした。

美術館は1階と2階に分かれており、2階が古典美術、1階が近代美術でした。まずは2階の古典美術から。2階へ上がる階段も立派でした。

2階のフロアでは主に古典絵画を扱っていました。

序盤に、この美術館で有名作品の一つであるデューラーの自画像がありました。

他にも、ダ・ヴィンチの『カーネーションを持つ聖母 』や、

ラファエロの『カニジャーニの聖家族』などかなり貴重そうな作品もありました。ラファエロの絵は流石だなと思うほどの絵の上手さでした。

ルーベンスの絵は数多くあり、2部屋がルーベンスの作品に充てられていました。

特にルーベンスの『最後の審判』は縦6メートルもある大作で、おそらく今回展示されている作品の中で最大だと思いますが、見た瞬間にその迫力に思わず「うわーっ」と声を出してしまいました。

他のルーベンスの絵を見ていて一つ疑問だったのが、『Christ on the Cross』というキリストが十字架にかけられた作品があったのですが、一般的にキリストの脇腹の傷は右側にありますが、ルーベンスの作品では左側にありました。それがなぜなのか疑問に思って、その場でネットで調べてみましたがよくわかりませんでした。

ほかに印象に残った作品として、フランソワ・ブーシェの『ポンパドゥール夫人』は顔も衣服も美しく描かれており見入ってしまいました。

2階の作品を見終わった後に、1階のカフェに寄ってケーキやフルーツジュースを注文し、しばらく休憩しました。

休憩した後、1階の展示エリアへ。ここは近代絵画のエリアになっていました。この展示エリアはそれほど広いところではありませんでしたが、マネやゴーギャン、ミレーなどの絵がありました。

*ブログを書いているときに調べていて分かりましたが、現在ノイエ・ピナコテークが休館になっており、ノイエ・ピナコテークにある近代絵画をアルテ・ピナコテークで展示しているようでした。

マネの『アトリエの昼食』

ゴーギャンの『四人のブリュターニュ婦人』

セザンヌの『整理タンスのある静物

最後の部屋にはモネの『睡蓮』や、

クリムトの『マーガレット・ストンボロー=ウィトゲンシュタイン』。クリムトの実際の絵を見るのは初めてだと思います。

そしてこの美術館で一番見たかった、ゴッホの『ひまわり』もありました。

やや青みがかった背景に黄色いひまわりが生えていました。ロンドンのナショナルギャラリー、アムステルダムゴッホ美術館に続き、3枚目の『ひまわり』を鑑賞したことになり、ヨーロッパにあるものはすべて見たことになりました。

その後、いったん売店で気に入った絵のポストカードを買ったのち、閉館の20時までは2時間弱ほどあったので、もう一周見て回ることにしました。

2回目に見て凄いなと思った作品が、アルブレヒト・アルトドルファーという画家の『イッソスの戦い(アレクサンドロス大王の戦い)』でした。密集した兵士を描いていますが、大変細かく描かれていました。

閉館まで見て回ったのち美術館を後にしました。ここはかなりおすすめできる美術館でした。

電車に乗ってホテルへ帰りました。

夕食にはホテルのすぐそばに料理店が集まったエリアがあり、その中のインド料理屋さんでカレーを買って食べました。とても美味しかったです。飲み物も入れて13ユーロでした。

食べ終わると21時になるところで、EUROの準決勝、オランダ対イングランドの試合が始まろうとしていました。食事を取ったすぐ目の前の広場でライブビューイングをしていて、そこで試合を見ることにしました。

ちなみに昨日のスペイン対フランスの試合を見たレストランではすぐ近くにありますが、今日はライブビューイングはしていないようでした。近場のお店の中で持ち回りでやっているのかなと思いました。

ライブ・ビューイングを見ているお客さんたちはイングランドを応援している人たちが多いようでしたが、オランダを応援する人たちもいて、お互いにチャンスがあるたびに一喜一憂していました。試合は序盤にオランダがミドルシュートで先制した後、間も無くイングランドがPKを獲得して追いつきました。その後はイングランドペースでしたが決定機が作れず、点が入らないまま後半も過ぎて、延長まで行くかと思われましたが、アディショナルタイムに入るちょうどの頃にイングランドが追加点を決めて、イングランドが勝利し、決勝に駒を進めました。

決勝はイングランド対スペインになりました。試合はベルリンにあるスタジアムで行われますが、ちょうどその頃にはベルリンにいる予定なので、行けたらまた試合直前のスタジアムの様子を見に行けたらいいなと思います。

ライブ・ビューイングを見た後はホテルに帰って休みました。

明日はミュンヘンからベルリンへ移動します。