2024年6月30日
ケルン観光2日目です。
今朝は9時頃に起床し、身支度をして買っていた朝食を食べたりして、11時過ぎに外出。近くに駅がないため、しばらく歩きました。
地下鉄に乗って一駅分移動。
駅のホームにミュラー。
ケルン市ナチス記録センターというところに行きました。ここは元々ゲシュタポが使用していた建物を現在はケルンとナチスの関係を説明するミュージアムになっている所です。
受付で入場チケットと、音声ガイドは日本語がなかったので英語のものをレンタル。ケルンカードで入場料は割引になり、合計で5.4ユーロでした。
音声ガイドは英語のものを借りましたが、自分の英語力不足もあり、あまり内容は分からなかったです。そのため展示にあるドイツ語の説明文をGoogleレンズで翻訳しながら見てまわりました。
中では1910年代から40年代まで年代順にナチスの歴史や、ナチスとケルンの関係を説明する展示が続いていました。写真、当時の新聞やポスター、書類など様々な資料がありました。
ヒトラーへの投票を呼びかける当時のポスターもありました。
印象に残った展示として、ナチスが台頭する1933年までは少年少女がそれぞれグループを作っていたようで、そのバッジが展示されていて自由と多様性を象徴していましたが、
ナチスが権力を持ち各種のグループを禁じて取り締まった結果、たった数年で若者たちがナチス一色に染まり、バッジがたった一つだけになってしまったという展示がありました。
最後には戦争で町が破壊され尽くしたケルンの写真がありました。
14時頃まで展示を見て回り、施設を後にしました。
地下鉄に乗り次の目的地へ移動。その地下鉄に乗る駅が昼間なのに閑散として誰もおらず少し不安でしたが、電車は予定通りに来て無事に移動できました。
次はヴァルラフ・リヒャルツ美術館に行きました。ここは中世から近代までの絵画を展示する美術館です。ここもケルンカードの割引ができて、13ユーロから10.40ユーロに引いてもらいました。
ここはフロア毎に中世、バロック、近代に振り分けられており、さらに最上階では企画展をやっていました。
まずは地下の近代絵画から見てまわりました。ここではゴーギャンやセザンヌ、シニャックなどの絵画がありました。
この中で特に印象に残ったのが、フェルディナント・ホドラーというスイスの作家が描いた、『ジュリア・レオナルディの肖像』という作品です。
その後は中世絵画のフロアへ。中世の絵画なので教会に飾るような宗教絵画がほとんどでしたが、中央の部屋では真ん中に教会の椅子を置いて、その周りに絵画を展示し、教会にいるような感じで絵画を見るように設計されていて面白かったです。
次にバロック絵画のフロアへ。ここではルーベンスやブリューゲルなどの絵画がありました。
最後に企画展へ。ここでは『1863-1874 PARIS』と題して、サロン派と印象派を比較した展示をしていました。従来の絵画を評価するサロン派と、新たな絵画を模索して生み出していった印象派との対比が面白かったです。
アレクサンドル・カバネルの『ヴィーナスの誕生』(オルセー美術館から出展)
ブグローの『Hesitating between Love and Riches』
ルノワールの『A Couple (Mr. and Mrs. Sisley?)』
モネの『Women in the Garden』
17時過ぎまで鑑賞した後、ショップでポストカードを購入して、美術館を後にしました。
歩いて少し移動し、18時頃に気になっていたBRAUHAUS SIONというドイツ料理のレストランへ行きました。
ちょうどEUROの試合をやっており、席を案内してもらう時にサッカーを観たいというと、思っていた外の席ではなく、室内のテレビがあって、しかもまだ誰もお客さんが座っていない部屋にわざわざ案内してくれました。
ここでケルンに来たら飲みたいと思っていたケルンが産地のケルシュビールと、ソーセージ料理を注文しました。
ケルシュビールは苦みがほとんど無く、すっきりした味わいで飲みやすかったです。ソーセージは思っていた長いものではなく、カットしたものでしたが濃いめの味で美味しかったです。隣のマッシュドポテトはあまり味付けがしてあるものでは無かったですが、ソーセージに乗せて食べるとちょうど良かったです。合計で17.10ユーロ(約2,900円)でした。
その後は歩いてホテルの方へ。途中でスペインのサポーターを見かけました。ケルンのスタジアムでスペインのEUROの試合が行われる予定です。
ホテルに戻ってシャワー浴びて、21時過ぎからすでに始まっていたスペイン対ジョージアの試合を見ました。
スペインのオウンゴールでジョージアが先制しましたが、試合はスペインのペースで進み、スペインが追いついた後、追加点も決めて、結果4対1でスペインが勝利しました。スペインは技術が高くていとも簡単にボールを繋いでどんどん展開していくので、見ていて気持ちがいいです。
試合後は部屋に戻って寝ました。
明日はケルンからフランクフルトへ移動します、